坂本真由美 公式ウェブサイト

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坂本真由美
“グリーグのピアノ協奏曲イ短調を弾いた日本のピアニスト坂本真由美は輝きに満ちた演奏を披露した。1983年生まれのこの音楽家は、11歳の時に母国のオーケストラと共演デビューし、すでに数々のコンクールで成功している。彼女はタッチや緩急、かすかなテンポのゆれを繊細で巧みに使い分け、感情的表現を盛り上げ、会場を熱狂させた。鋼の様に力強くしっかり和音をつかみ、それと同時に歌うメロディーを繊細なまでに開花させることは彼女にはたやすいことのようだった。グリーグの高貴でロマンチックな音楽は、このヴィルトゥオーゾソリストの十八番である。特に言及に値することは、彼女が創り出す芸術で、それは大きな呼吸で音楽を発展させ、大いに価値のあるアーチを架ける。このことは、エネルギッシュで個性的な一楽章と、また感受性の細やかなアダージョと踊るようなフィナーレにも同様のことが言える。”
ゲッティンゲン・ターゲブラット紙(ドイツ)


坂本真由美
“坂本真由美の名誉ある貴重な才能に対して特筆すべきだろう。(ショパンの)ファンタジーのB-majorの部分、スケルツォの叙情的なエピソード、オクターヴエチュードの中間部分で見られたpp、pppの素晴らしさ。それに続く同じオクターヴエチードの叩くばかりの激しい怒り。今まで、この様な詩的なピアノを、誰も聞いたことがない。
私は彼女の名前を「シルクロード」の芸術家コレクションに加える。”
-Jan Popis-
ワルシャワボイス紙、ポーランド

坂本真由美まず私は彼女の表情に衝撃を受けた。それはまさに静謐な心の反映であり、それは最も荒々しいパッセージにおいても変わることは無かった。個人的には演奏中にその音楽的感情を表に出すことが悪いことだとは思わないが、目の前の音楽に全身全霊を注ぐというやり方は彼女にぴったりなのであろう。彼女のプログラムはバッハのトッカータ・ホ短調から始まり、それは非常によく練られたものであった。彼女はバッハを鋭くきっぱりと弾き、それは自分がどんな演奏をしているか自分が完全に把握しているという自信に満ちあふれていたが、これはどんな作品を弾くにしても若い演奏家には稀な資質であろう。そして音楽はなめらかに切れ目無く、バッハの対位法をほぼ同じ形で用いつつ感情的な結末へと導く、メンデルスゾーンの「厳格なる変奏曲」へと移った。彼女の確信的な演奏を聴いた後では、なぜメンデルスゾーンが同時代の作曲家の中でショパンとリストに水を空けられた第三位として位置づけられているのか不思議に思われた。その哀調を帯びた暖かく豊かな音色からは、彼女のこのロシアの作品に対する親しみが感じられた。彼女の締めくくりはこのラフマニノフの「楽興の時」であったが、それは私が今まで耳にした最高のラフマニノフであった。そして彼女が今後のステージに一つもロシアの曲を含めていないことが奇妙にさえ感じられた。彼女はその六つの小品を通じてその感情的な力強さに裏打ちされた並外れたテクニックを遺憾なく発揮した。彼女の力量に欠点はいまだ見当たらない。”
-Kristian-
フォートワース ウィークリー紙、アメリカ


坂本真由美

“坂本真由美の、バッハ、メンデルスゾーン、ラフマニノフからなる彼女のプログラムは良く練られ、良く弾き込まれていて、聴衆をバロックの高みからロマン派のピアノの真骨頂へといざなった。バッハのトッカータ・ホ短調は元来厳粛な作品ながら彼女によって歓喜の生命を吹き込まれた。劇的で鮮烈な導入部に引き続き、その曲は二声帯部に滑り込んでいった。がっちりとしたメロディーが踊るような曲線を描き、時に鋭く呼応し絡まり合っては溶けていった。坂本真由美はその相異なる旋律を深みとまとまりのある音楽へとまとめ上げた。メンデルスゾーンは彼の厳格なる変奏曲の中で、渦を巻き変化する伴奏の裏である旋律が繰り返すというバッハの手法の一つを用いているが、その音楽はより骨太で幅広いものとなった。彼女は情熱に満ちた音の結晶を作り上げたが、それでいて正確さを失わなかった。ラフマニノフの楽興の時は危険なほどに難曲であり、ピアニズムの真骨頂というべきものである。坂本真由美はそれに対峙する準備を良く調えていた。最高の瞬間は静かな小品のときにおとずれた。彼女は中毒になりそうな音楽の香水を作り出したが、それは神秘的で、魔法のような、そして夢のような東洋の異国情緒溢れるさざ波であった。短調による空想の世界は情熱のこもった嘆きの感情に発展し、その低音の響きは深い色と不穏な香りに深く共鳴した。人の心を攪拌するような音の波が荒々しい感情となって溢れ出した。”
-Chris Shull-
スター・テレグラム紙、アメリカ


坂本真由美
“特に、ショパンのスケルツォとファンタジーに於ける表現力と構成力は見事だった。彼女は優れた音楽的才能の持ち主で、高い感性を持っている。彼女は、ピアニストとしてすでに成熟しており、ショパン演奏家としての自由な解釈ができている。
例えば、ショパンのワルツに於いて、それはコンクールの演奏というより、彼女自身の演奏会のそれのような自信が感じられた。音楽的描写は整理され、芸術的な調和があった。“
-Adam Rozlach-
ポーランドラジオ、ポーランド

坂本真由美“日本人である坂本真由美は、2004年にグリーグ国際ピアノコンクールで優勝し、その後多くの国際コンクールで勝利している。彼女は強力な洞察とテクニックを持ってベートーヴェンのピアノ協奏曲3番を演奏し、聴衆を感動させた。”
-Silje Solstad-
ノルドリス紙, ノルウェー



“坂本真由美の演奏は大変印象的だった。彼女のバッハは、それに続くさらに壮大で野心的ながら鋭敏に表現されたメンデルスゾーンへの布石だったのだ。「厳格なる変奏曲」は率直に見事なもので、なぜ他のピアニストたちはもっとメンデルスゾーンを弾かないのかと疑問を抱かせるほどであった。彼女の全体的な構成力は人の心を惹き付け、曲の間の変遷は巧みで、対比により演奏を際だたせ、その音色は豊饒で温もりのあるものであった。続くラフマニノフも変わらず豊かで流麗であった。”
-Mike Winter-


坂本真由美

“あれほどの力強さを誇示しつつも、彼女の深く豊かな音色ときらめくような色の対比は失われていなかった。ラフマニノフの演奏中に至っては、私は何度も涙を流しそうになった。自分自身その理由をきちんと言葉にすることは出来ないが、彼女はその演奏によって私をどこかへ連れ去ってしまったのだ。 そして彼女のメンデルスゾーンとラフマニノフを聞きながら、本当に涙が止まらなかった。確かに彼女は流麗な音楽を奏でることの出来る数少ない音楽家の一人だが、それでいて今までに聴いたことのないほど非常に明瞭で歯切れの良いテクニックを持ち合わせている。彼女は音楽の行間を埋めることができるのだ。” 
―Van Cliburn 2009 Official Blog


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