坂本真由美 公式ウェブサイト

グリーグのピアノ協奏曲を演奏、レコーディングしました
2013.07.03

herenn.jpgヘレンハウゼン王宮宮殿2013年6月26日にドイツのハノーファーで、6月27日と7月1日にゲッティンゲンでゲッティンゲン交響楽団とグリーグのピアノ協奏曲を演奏させていただきました。

ハノーファーはニーダーザクセン州の州都でライネ川沿いにある北ドイツの主要都市のひとつです。歴史的にも地域の行政の中心地で政治的力点の置かれてきた街で、ここにはヨーロッパで最も美しい庭園に数えられるヘレンハウゼン王宮庭園があります。


DSC_0524k.jpgヘレンハウゼン王宮でのコンサートの様子今回は幸運にもこの王宮の中にあるホールで演奏させていただきました。歴史的な建造物ですから、もともと音楽ホールではないため、音響は演奏に向いたものではなく、さらに天井がとても高いので残響が多く心配しましたが、満員のお客様がいらしたおかげもあり音響の問題を全く忘れて楽しく演奏することができました。


stadthalle1.jpgゲッティンゲン市立ホール続いて翌日はハノーファーから高速列車で30分ほど離れた、閑静で多くのノーベル賞受賞者を輩出する大学都市、ゲッティンゲンの市立ホールで演奏をさせていただきました。こちらでも、6月27日と7月1日の2日とも満席のお客様に来ていただき、とても喜んで頂くことができました。
DSC_0999k.jpgゲッティンゲン市立ホールでのコンサートの様子このコンサートの合間、6月28日と29日にグリーグのピアノ協奏曲をレコーディングしました。ほぼ滞りなく録音も進み、現在、編集調整をして頂いております。こちらの方も今後を楽しみにしているところです。忙しい日々が続きましたが、温かくサポートしてくださった指揮者の方とオーケストラの方々には本当に感謝しております。私にとって特に思い入れの深いグリーグという作曲家の北欧の自然のように雄大なスケールを持つこの素晴らしい作品を演奏できて、とても幸せな時間を過ごせました。



han.jpg私は2005年から、ドイツのハノーファー音楽演劇メディア大学に留学し研鑽を積んでまいりました。私の師は、ノルウェー人でグリーグ演奏家としても名高いアイナル・ステーン=ノックレベルグ先生で、2010年からは先生のアシスタントも務めさせていただいておりました。
先生とのご縁は2004年にノルウェーのオスロで開催された(現在はベルゲン)グリーグ国際音楽コンクールで優勝した時に遡ります。そしてその翌年には、先生のお勧めもあり、ハノーファー音楽演劇メディア大学に留学し、先生のご指導を頂いてきました。先生は昨年ハノーファー音楽大学を退官され、現在は中国の北京でも教鞭を取っておいでになります。ノルウェーと北京を行き来され、また世界中で精力的に演奏活動もされ、お忙しくおられます。

han2.jpg今回のコンサートに先立ち、4月に先生がハノーファーにいらした際にグリーグのピアノ協奏曲を聴いていただく機会がありました。この曲は以前にも何度かレッスンをしていただいたことがあるので、先生がおっしゃられることはすでに多くはありませんでしたが、グリーグ独特のフレーズの歌い回し、音楽の運び方などを教えていただくことができました。なにより先生が隣に座ってオーケストラのパートをご一緒に演奏して下さるだけで何か言葉にならない北欧の息吹を感じることができたような気がして充実した幸せな時間を過ごすことができました。

guri-gu.jpgエドヴァルド・グリーグ約10年間にわたり、先生のご指導を頂いてきたことになりますが、弟子の一人として、今後も、グリーグの作品を大切にして行きたいと思っています。
RIMG1393_pp.JPGノックレベルク先生と

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