坂本真由美 公式ウェブサイト

ヴァンクライバーン国際コンクールでディプロマを授与されました

コンクール温かい聴衆の方々に見守られてクライバーン氏ヴァンクライバーン氏によるディプロマ授与



「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」にて、上海、ぺテルスブルク、ルガノ(スイス)、ニューヨーク、フォート・ワース、ハノーファーで開催された予選に出場した225人の参加者から、29名の出場者に選ばれ、ディプロマを授与されました。



取材常にテレビカメラが回っています
‐コンクールを振り返って‐

クライバーンコンクールはアメリカのテキサス州・フォートワースという街で4年に1度開催されます。三週間ほどにも及ぶコンクール期間中は、コンクールを支えているボランティアの方のお宅でホームステイをさせていただきます。テキサスの方々は総じて明るく気さくでとても親切です。このコンクールが他のコンクールと大きく違う点は、メディアの力が大きいことだと思います。コンペティターの生い立ちやそれぞれの日常などもメディアによって報じられ注目されるので、演奏に集中したい私はコンクールを商業的に感じ、少し疲れてしまい、これがアメリカ的というのかしらとカルチャーショックを受けました。しかし若い音楽家が自分のことをよく知ってもらうには絶好のチャンスだと思います。
聴いてくれた方とテキサスの温かい聴衆の方々
実際、クライバーンコンクールでは、フォートワースに来る前から、メディアからのいろいろなインタビューを受けることがあり、練習や準備以上に忙しいのは確かです。そういうメディアへの対応が、得意だったり慣れていたりする人のほうが、向いているコンクールかもしれません。カメラの前での自己ピーアールの仕方などが上手な方も多く、見習わなくてはいけないと思いました。日本人の私には、そういうことがはしたないと思われるんじゃないかとかといった気持ちがどこかにあって、なかなかうまくできない場面もありましたが、振り返ってみると実は結構楽しんでいたのかもしれません。

コンクールの演奏、参加者へのインタビューなど一部始終は、テレビやラジオだけでなくインターネットでも中継されているので、このコンクールの世界からの関心度は決して低くないのではないかと思います。コンクールで演奏させていただいた後は、演奏がとてもよかったという嬉しいお声やメールを多くいただくことができました。

ホストファミリーの方とお世話になったホストファミリーの方々応援のメッセージ、演奏を聴いて感想のお便りをくださった皆様、そしてテキサスでお世話になった日本人の皆様、本当にどうもありがとうございました。

コンクールでの演奏を終えた後も、フォートワースで数回ほどコンサートに出演させていただく機会に恵まれ、かけがえのない経験をさせていただいたと感謝しています。

お世話になったホストファミリーの方々と。(写真左)

"..Her program was well-planned and well-played, taking listeners from the high Baroque to the high-water mark of Romantic pianism. she created intoxicating musical perfumes, ripples of exotic hues that hinted at the East - mysterious, magical, a dream. A minor-key reverie grew into an impassioned lament; the piano's contralto register quivered with deep color and disquiet. Churning waves of sound created a tumultuous outpouring."
from Star Telegram, USA

”坂本真由美のプログラムは良く練られ、良く弾き込まれていて、聴衆をバロックの高みからロマン派のピアノの真骨頂へといざなった。彼女は中毒になりそうな音楽の香水を作り出したが、それは神秘的で、魔法のような、そして夢のような東洋の異国情緒溢れるさざ波であった。短調による空想の世界は情熱のこもった嘆きの感情に発展し、その低音の響きは深い色と不穏な香りに深く共鳴した。人の心を攪拌するような音の波が荒々しい感情となって溢れ出した。”
スター・テレグラム紙、アメリカ

"Her concluding piece was Rachmaninov's Moments musicaux, and it was the best Rachmaninov playing we've heard so far.The six selections gave her a chance to showcase her formidable technique, and she invested them with galvanizing emotional power. If there's a weakness in her game, I haven't found it yet."
from Fort Worth Weekly, USA

”彼女はラフマニノフの「楽興の時」で演奏を締めくくったが、それは私が今まで耳にした最高のラフマニノフであった。彼女はその六つの小品を通じてその感情的な力強さに裏打ちされた並外れたテクニックを遺憾なく発揮した。彼女の力量に欠点はいまだ見当たらない。”
フォートワース ウィークリー紙、アメリカ

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